私にとって今年最後の当番である先日の税務相談会での出来事です。80歳を超えていますが、とても品のあるおじいさんが相続の相談でお見えになりました。
相談開始早々、ある特例についてそのおじいさんは「適用される」と言い、私は「これは無理でしょう」ということになりました。そして私が持参した資料で「じゃあ一緒に調べましょう」という事になりました。調べながらもお互いその根拠を言いながら、少々険悪な雰囲気になりかけました。結果、どうやらそのおじいさんが言われる通り「適用される」ようなのです。この案件は『特例中の特例』のため、今までの相談者の方々に間違えた事を言って帰ってもらった事がないことが救いでしたが、誠に恐れ入りました。
相談時間の後半は、相続財産の有効活用法等について自分なりのアドバイスをさせていただき、多少は挽回できたかも知れませんが『もっと勉強しなければならない』という事を痛感しました。そんなことがあったにもかかわらず、おじいさんは「いろいろな事を教えてくださった」と職員の方に言って帰られたそうです。おじいさんのお気遣いに感謝しつつも、力不足を実感した出来事でした。
2018年11月24日
